嵐は、どんどん2人を取り込んでいく。



















              田中家の事情2















           が田中家にやってきた、その日の夜だった。







           「「ちゃんって、俺たちのイトコだったの!?」」





           「そうよ。」









           田中双子が意気を揃えて叫ぶ。

         

           それに対し、田中母は、普通に言葉をを返した。

           

           しかし、2人は田中母の事なんぞ聞いていなかった。







           「なんで浩平が、慣れ慣れしくちゃんなんて呼んでんだよ!」



           「って、洋平!お前もだろ!」



           「俺はいいんだ!!」



           「なんだよそれ!自分勝手すぎ!」







           それを横で見ていたは、少し困っていた。

           そして、隣で平然としている田中母に問いかける。





           「あのぉ、洋平君と浩平君て、よく喧嘩するんですか?」



           「そうね〜普段はあんまりしないわね。仲のいいユニットよ。」



           「そうなんですか!(ユニット?」



           「えぇ。でも今回は特別。三角関係のもつれね。」(笑



           「は…はあぁ。」(?????









           そして、次、気付いたときには2人の喧嘩は終わっていた。





      



           「で、俺らは何で、ちゃんがイトコだって知らなかったんだ?」







           浩平が言う。







           「あれ?もう喧嘩終わったんですか?早いですね。」



           「うん、俺らそういうのはとても早いんだぜ。な、浩平」



           「ああ。そうだな。」



           「…それは、いいことです!喧嘩はよくないですから!」



           「「////////////////(可愛い」」









           少し真剣な顔で言ってきたに思わず赤面する2人。



           そして、妙に話が反れたのを戻そうと、話題を変える洋平。







           「そ…そうだっ。さっきの浩平の質問はどうなった?」



           「あっ、そうだった。実際、何で俺たちは知らないんだ?」



 



           それを聞いた田中母が少し深刻そうな顔をし、に問いかけた。





           「言ってもいいかしら。ちゃん。」





           そしたらが笑顔で言う。





           「ええ、いいですよ。」







           「じゃあ、話すわ…。ちゃんの家はね、

            ちょっと複雑な家庭の事情があって、

            名を隠して暮らさなきゃいけなかったの。

            でも、両親が2人いなくなった今、やっと名前をあかせる様になったのよ。」







           「そうだったんだ………。ごめんなちゃん。」



           「訳も知らずにしつこく聞いちゃって。」





           上から、洋平・浩平である。







           「いいんですよ、そんな事。大丈夫ですから。ねっ?」











           そんなの姿を見て、田中母が微笑み、立ち上がる。







           「まあ、そんな訳だから。

            私はお風呂を沸かしてくるわ。」







           そして、田中母は去っていく。が、突然リビングのドアの前で立ち止まった。









           「あっそうだわ、2人に言い忘れたんだけど…。」



           「何?」



           「ちゃん明日から、城成湘南学園へ転入だから。

            一応、あなたたち2人と同じクラスにしてもらってるわ。」





           「「ええええーーーー!!!!」」







           そして、田中母は和気藹々と去っていった。









           「それ、本当かいちゃん!」



           「ええそうですが…。」



           「明日って、急すぎないか?!」



           「そうですかね。でも、早く学校に慣れたいんでv」



 



           そして、2人は頭を抱え、内緒話を始めた。







           洋平:「(やばい…な)」



           浩平:「(あぁ…やばい)」



           洋平:「(危ないだろ学校は明らかに。)」



           浩平:「(特にテニス部な…)」







           「2人とも、何話してるんですか?」



           「「な…なんでもない。」」









           それから暫らくたって…









           「お風呂沸いたわよ〜」









           お風呂を沸かしに行っていた、田中母の声が響き渡る。



           まだ、リビングにいた、田中洋平・浩平と、はそれぞれ軽い返事を返す。













           「じゃあ先、ちゃん入っていいよ。」



           「洋平君、いいの?えっと、浩平君は…」



           「べ…別にいい。」



           「じゃあ、先はいらせて頂きますね。」



           「はいは〜〜〜いvvvv」







           がお風呂場へさった後。







           「おい、洋平。お前もしかして覗きなんかしねーよな…」



           「しねーよ。ましてや若人くんじゃねーんだから。」



           「あいつ、してんのか!?」



           「じゃない?多分。知らないけど。」



           「なら言うなよ…。(怪しい」



       

           「…なあ、でもさぁ浩平。やっぱ若人なんか思い出すと…」





           「「ますます明日の学校、心配だ…」」





           「よね」



           「よな」







           そして2人は大きなため息を漏らした。























                              3へ続く















            あとがき2









            城成湘南夢第二段!

            田中家の事情です!

            なんか田中家より家の方が事情ありなこの話(笑



            そーいえば、この夢結構人気あるんですね。

            ありがとうございます!



            第二段は、色んなキャラ設定が出てますね。まあ、そんなもんですよ。

            次回はついに城成湘南突撃!

            もしかして、前後編になるかもです!



            ああ、田中双子lovevvvvvv

            では!次でお会いしましょう!







                                    2003年8月28日



































    



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